
6月15日、下記のとおり、本会川南臨時事務局より第1回目の義援金のお支払いをいたしました。口座番号等の確認作業の遅れにより、お支払いの開始が遅れておりますことお詫びいたします。
同基金に寄附してくださった皆さま、ご協力ありがとうございます。
今回支出額: 270,840円
(内訳)
支援金: 270,000円
振込手数料: 840円
対象期間: 平成21年5月24日~30日まで
| 【5月27日 昼】 |
| 23日に殺処分、埋却まで終わった。 |
| 農場内の堆肥は石灰をかけてブルーシートで覆われている。2ヶ月後くらいにまた |
| この堆肥の処理に来るということだ。 |
| 昨日、やっと子どもの1カ月検診に行くことができた。 |
| 国道10号線を通って、助産院へ向かっていると、消毒ポイントが3か所。一般車両 |
| も全ての通過する車は通らなければいけない消毒。 |
| 「最初からこれをやっててくれたらね~」 |
| と消毒ポイントを通るたびに言いながら行った。 |
| 毎日、感染農家は増えている一方、殺処分・埋却には時間がかかっている。主人 |
| は知人の農場へ手伝いにいく予定にしていて、本当は今日出動するはずだった。 |
| 何が手まどっているかと言うと、埋却する土地の問題。。 |
| 知人のところも実家も、土地が決まらないのだ。・・土地はあっても、近隣からの反対。 |
| 農業大学校の土地も、国は提供しましたというが、決まらない。。。 |
| 近隣の反対なのであろう。 |
| 知人は、裁判でもなんでも受けるから、早くどうにか進めてくれと穴掘りを開始した。 |
| ・・・が、掘った穴を反対しているところから埋められてしまった。。。 |
| 「なんで??????そんな~。。。ひどすぎる。。。」 |
| 実家も、準備していた土地の近くの畜産農場の方からの要望でワクチンの抗体がで |
| きるまで遠慮してくれと。。。 |
| 新聞とかでは、土地を買うのを渋っているとか、国有地も町民が結構ですと言ってい |
| るみたいな記事もあるみたいだけど、、現状はこんなだ。 |
| 我が家の場合は、農場近くの土地を確保できた。土地の持ち主、畑を借りている人 |
| が快く承諾してくれたから進められた。それでも、発症してから12日目に殺処分が |
| 始まったのだ。 |
| 実家の農場は今日で11日目。まだ土地が決まってない。。。 |
| 農場内では毎日50~60頭の豚が死んでいる。 |
| そして、死んだ豚は膨れ上がって腐っていく。 |
| どうなるんだ・・・。本当に。これで、本当に感染拡大を止めることができるのか??? |
| 大臣は川南に来て、現場を見てほしい。本当の現状を把握して欲しい。 |
| 死んでいく豚たちを実際現場ではどうしているかというと、、 |
| 写真にとって石灰を振り、堆肥をかぶせる。その繰返しをしている。毎日毎日・・・。 |
| 「まるで、殺処分を毎日している状態だ」 |
| 毎日毎日子豚は生まれてくる。農場にいるスタッフの精神状態も心配だ。 |
| 【5月22日 夕方】 |
| 今日も片づけ作業をしている。雨がしとしと降っている。 |
| 「今日で終わるのかな~?」 |
| 我が家の農場は、もうじき落ち着く。これからが正念場だけど、結果が出た。 |
| 再開までは、たくさん考えること話し合うことがあるけど。 |
| 忘れちゃいけない事。 |
| 「たくさんの人が応援してる」 |
| いろんな活動が行われていて、あたたかいお言葉も山ほど頂いて。。。毎日のよう |
| うに、応援物資をいただいて。 |
| 友人たちの、何かしたいという張り裂けそうな気持に、どう恩返ししよう。。。 |
| わたしに出来ることは何なのか。ありがとう と同時に、気合が入る。 |
| 「絶対、復活するんだ!!」 |
| 「負けるもんか!!」 |
| 一方、メールで仲間の農場が感染したとの連絡が入った。 |
| ワクチン接種が決まって、処分されることになったのだけど、どうしても割り切れない。 |
| ずっと、緊迫した中で夜中まで頑張って消毒していたのに。 |
| 苦労して築きあげてきたのに。 |
| 言葉が出てこない。言いようのないこのショクは続くのか・・・。もういやだ。正直そう思う。 |
| 畜産農家の知り合いは県内にたくさんいる。 |
| 「もう、止めて~~~~~!!!!」 |
| そんな気持ちでいっぱい。 |
| 【5月21日 夜】 |
| 今日は、農場内にあるもの全ての埋却作業。すべて埋めるのです・・・が、 |
| 「堆肥はとりあえず石灰をかけて置いといて、後からまた。。。。」と担当の方が言 |
| いだしたと、、昨日から打ち合わせでモメたそうだ。 |
| 感染農場も増え、作業も長引き、きっと急いで処理をしなさいと指令がきているの |
| でしょう。それは分かります。 |
| ですけど、中途半端に農場に残していて大丈夫なのでしょうか?素朴な疑問。 |
| 「ウイルスは拡散しないの?ほんとに大丈夫なの?」 |
| そして、現場に来て農場を一目も見ずに「石灰をかけて終わります」という担当者。 |
| 昨日の担当者とも堆肥について打ち合わせていたのに、今日は違う担当者。。 |
| 簡単に、堆肥に石灰をかけて終わりと言われても・・・。 |
| 主人は |
| 「ここに来て1回でも見たか?」 「この状態でどうやって石灰をかけると?」 |
| 「指示をするのは構わんけど、現場を見らんで分かると?」 |
| 「ウイルスをちゃんと処分せんと他にも迷惑かけるし、再開も出来るか!!!」 |
| と怒っていたそうだ。 |
| 今日は、主人の指示の元、来てくださった方々が作業を進めてくれたそうだ。 |
| 作業してくださった方は、主人の指示にしたがって、ちゃんちゃん仕事をしてくだ |
| さったそうです。 |
| 主人は、一目も見ずに、現場を仕切ろうとしている方に腹を立てたのだ。 |
| どこの会社にでも、いろんな人がいる。よく動ける人、指示がないと動かない人、 |
| 進んで動く人。。。なので、みんながみんな、そうではない。 |
| 担当者の方には、ちゃんと農場内の堆肥がどうなっているのかを見てもらって、 |
| 豚舎というものの構造・しくみ、糞・尿がどういう状態で、農場内にあるのかを知っ |
| てもらって、意見を聞いたそうだ。「僕が言ってることは間違ってますか?」と。 |
| 「これは、ちゃんと伝えないといけないと思います」「簡単ではないです」 |
| との答えだったそうです。そして、電話でどこかにお話ししていたそうだ。 |
| 昨日の殺処分も1日で終わったのは、仲間の手伝いがあったから。。殺処分が終 |
| 了している仲間が、進んで手伝いに来てくれて、仕事が早かったんです。 |
| 豚に慣れているし、作業手順も理解している。 |
| ・・・いろんな人が作業する中、現場指揮官がいないのです。 |
| 我々、畜産農家の者はこの口蹄疫という恐ろしい病気で犠牲になった牛や豚につ |
| ぐないをしなきゃいけない。それは、2度とこのようなことが起こらないようにすること |
| と、しっかりとしたマニュアル作りができるまで、声を挙げ続けることだと思う。 |
| でも・・・ガランと何もない豚舎を想像すると、やっぱり涙が止まらない。 |
| 【5月20日 夜】(ツイッターに書き込みながら) |
| 我が家の殺処分、終了。明日は片づけをするそうだ。 |
| どんだけの作業かというと、ユンボ2台・ショベル2台・小型ショベル1台・4tダンプ |
| 2台・作業員約50名(数えられんかったそうだ)獣医さん20名。朝の10時くらいか |
| ら16時までかかりました。840頭の処分です。 |
| 豚舎の構造的に、重機が入るスペースが限られている。埋却する土地はうちはと |
| ても近いほうだと思う(近くの土地が見つからない方のほうが多いのではないか)。 |
| 近いけどダンプ2台で埋めるところまで運ぶのです。大変な作業です。この作業に |
| 慣れている人は・・・いない。 |
| 今回の口蹄疫で、何度も現場で頑張っていただいている方は少しは作業の仕方 |
| は理解しているかもしれないけれど、県外からも獣医さんの応援があり、3日間交 |
| 代くらいで入れ替わり立ち替わり作業にあたっていただいているそうです。 |
| (聞いた話です、間違えていたらすみません) |
| 分かりやすく言うと、即席チームなのです。見知らぬ人たちで作業をするわけです。 |
| 指揮をとる方の言う通りにしない方もいるでしょう。現場は最初からスムーズに流れ |
| るわけではないのです。豚に慣れていない人が殆どです。豚もたまらんです。 |
| だから、仲間の方は自ら手伝いに!!と動いてくれたのです。 |
| 毎日感染が増えています。殺処分される牛や豚も増えています。 |
| 必要な人員と機械。想像がつかないくらい追いついていない状況と把握できます。 |
| 実家の農場は、我が家のほぼ10倍。どんだけ・・・。 |
| 急がなきゃいけない状況、少しは伝わるでしょうか?処分を待てば待つほど、ウイ |
| ルスは増え続け・・・ 日々、ウイルスを培養しているのと同じなのです。 |
| 埋却する土地が決まっていない農場もまだまだあります。 |
| 知事の大変さ、国との調整、発症した農場主の気持ち。防疫に奮闘している農場 |
| 主の気持ち。それぞれの想い・戦いがあると思います。完璧な対策っていうのは無 |
| いのだろうけど、、。 |
| 一番いい方法ってなんなんだろう。考え出したらきりがないです。 |
| みなさんの生活にも何かしら影響しているはずです。学校の行事が中止とか、祭り |
| が中止とか。。。1日も早く、収束を願うばかりです。結論はいつも、ここだな~。 |
| 早く収束を願う・・・。 |
| 【5月17日 夜】 |
| 我が家の殺処分、穴掘りが始まった。仮掘りだそうだ。明日には、完了する予定。 |
| 緑のきれいなこの季節なのに、なんだかな~。 |
| 「ここに埋めるんだ」 |
| 口蹄疫に感染した母豚が3頭、子どもを産んだ。この子たちのうち、3匹が今日 |
| 息をひきとった。農場全体では7匹。。 |
| 怖いウイルスだ。 |
| ニュースで人にもうつる的な発言をしていたと主人。それは、ないと断言できる。 |
| 毎日、ウイルスを吸っているのだ。 |
| そして、このウイルスは空気で飛んでいるとしか思えない。毎日のようにあんなに |
| 消毒してるのに。。。 |
| 実家の農場は、ウインドレス豚舎。入口から入る車は、消毒をしないと入れない |
| 構造になっている。 |
| 口蹄疫が出てから、スタッフも、朝来たらシャワーして入る。農場内で着る作業 |
| 服は、農場内で洗濯。農場から一歩もでることはない。 |
| 農場内で履く長靴は、外(農場内)を歩くのと豚房の中を歩く長靴も分けている。 |
| 出荷に行くスタッフは、1日に何回もシャワーを浴びる。 |
| 農場内の別の豚房(例えば肥育舎→子豚舎に移動)へ出入りする際も帽子から |
| ら靴下まで着替えてから! |
| これは、常日頃からやっていること。 |
| 作業服を着たまま、長靴を履いたまま、外を出歩くこと自体、養豚農家ではタブー |
| な事なのです。 |
| なのに、発症したのだ。空気としか考えられない。しかも、周りの農場も一気に、同 |
| じ日に発症している。 |
| ・・・としたら、 |
| 「ウイルスは日に日に数を増やし、日に日に強くなっているんじゃないか?」 |
| 全ての発症農家から、症状の詳細をリサーチすべきだと思う。発症して、こんな何 |
| 日も経っていたら、確実に拡がるんだ。 |
| 一気に作業も終わらせる必要がある。それは、もう証明されたと思う。 |
| 発生してから1カ月、その期間がどれだけ長くて、どれだけこの被害を拡大させた |
| か、誰もが理解できるはず。 |
| すでに新富へ飛んでいる。 |
| 食い止めてるとは言えないのも証明された。 |
| これ以上の拡大は許されません。一気に、封じ込めてください!!! |
| 総理、お願いします。検討してる暇はありません。 |
| 【5月16日 朝】 |
| まず、、、私の実家は養豚場です。そこで豚を生産・販売しております。 |
| わたしもスタッフの一員。ただ今産休中です。 |
| スタッフの一人の子は口蹄疫が発生してから、仕事がないので収入がない。 |
| 幼い子どもを持つ主婦でもあるので、待たせていても、先が分からない。 |
| いつ再開できるかも分からない。 |
| 常務に相談し「仕事を探してて。いつになるか分からないから」と電話をしていた。 |
| 電話を切ってすぐ、常務から折り返しの電話、、、 |
| 「出たわ」 |
| 。。。。。。。。とうとう。 |
| 「リセットじゃ。こっから這い上がるしかないからよ」 |
| 口蹄疫が発生してから1カ月がたとうとしている。きっと、ずっといろいろ考えてい |
| たんだろう。父も母も覚悟はしちょると言っていた。 |
| 我が家が発症した時も、母は「仕方ないが、どうしようもなかったが」と言い、時々 |
| 「元気かい?」のメールをくれていた。自分たちもつらいつらい毎日だろうに。。 |
| 父は、この農場を1代で築きあげた。たくさんの情熱と苦労がしみ込んだ農場だ。 |
| いろいろ考えると涙が出る。 |
| 我が家も、実家も。。 |
| 一方、我が家の現場は今頃穴を掘っているだろうか。。。 |
| 【5月16日 夕方】 |
| 主人が帰ってきた。 |
| 「始まった?」 |
| 「いいや、誰も来ん」 |
| 「!!!!!!!」 |
| また1日延びた。もういい加減にしてくれよと叫びたい気分だ。 |
| ぶつけるところもなく、いかりを口に出し合うことでしかできない。 |
| 「国は、宮崎を潰す気じゃ?全滅するのを待ってるっちゃろか?」 |
| そうではないんだろうけど、そう言いたくなるよ! |
| いつになったら、本気を出してくれるんだろう。 |
| たっくさんの人がヤキモキして、いろんな活動をせずにはいられなくて、発症した |
| 仲間の方は、一般応募で作業員の登録までしている。 |
| 早く終わらせたい、助けたいの一心で。。。 |
| 「うち、土地も買いますって、場所が決まったじゃないですか!」 |
| 保証や何やらは全く見えない状態なのに、私たちには「買うしかないんです」って |
| 言っといて。 |
| 理不尽やわ~と思うけど。 |
| でも、どうにかしたいから、進めたいから、そうしてるじゃないですか!!! |
| 最初っから、国を挙げての問題だって言ってるのに。 |
| あ~、どんどん 言ってもどうしようもないことばっかり出てくる。 |
| 分かってる、腹を立てても何にもならないことは分かっている。 |
| これ以上拡げたくないから、一刻も早く、処分しないと、川南だけの問題じゃなくな |
| りますよ。 |
| 今頃、一般車両の消毒が始まって。遅いよ~。 |
| きっと、県内の他の市町村の方は気が気じゃないはずです。どんどん拡がってい |
| ます。なのに、ニュースといったら、もう終わったような言い方をして。 |
| まだ終わっちょらん!!!まだまだ終わっちょらん!!! |
| 結局、またえさを注文。 |
| また豚たちを1日苦しめる。。。 |
| 【5月15日 朝】 |
| 5時ころ授乳をして、子どもと一緒にまた寝ようと思ったけど眠れない。 |
| (3時間半は寝たな~) |
| 時計とにらめっこしながらいろいろ考え事。 |
| 今日だ。 |
| いよいよ始まるんだな~ |
| 【5月15日 夕方】 |
| 朝からテレビはつけないで、面白いことばっかりしていた。 |
| 現実逃避。。 |
| でも、気になる。。。 |
| 主人からさっき電話があった。午後4時前報告だ、現実逃避はここまでだな~ |
| ・・・深呼吸してから電話をとった。 |
| 「始まったと?」と聞いたら怒りの電話だった。「現場の情報を流してくれ!」と。 |
| ニュースで殺処分が進んでるようなことを言いよるけど全然違うよ。 |
| まだ、誰も来んし、重機も来てない!! |
| もう、7日目よ! |
| 隣は、8日目よ! |
| 母豚は元気な子を探すほうが難しいくらい広がっちょる。肥育のほうも足が悪い |
| のが出よる! |
| えさも食べんから、口元にもっていって食べさせて水も1頭1頭口まで運んでる。 |
| 電話のそばで、義母の声も聞こえた。 |
| 「こん子も足が痛いっちゃが~、ごめんね~」 |
| みんなこんげな思いして待ってるのに、やっぱ現場の声は届かんとか~? |
| この待ってる間に、どんどんウイルスも出よるとよ!! |
| ・・・まるで拷問だ。 |
| 殺されるのに、痛い思いをしてからなんて。しかもウイルスがどんどん増えてる! |
| 必死で止めようと、広げないようにと消毒しているけど、仕事終えたら、うがい・鼻 |
| 洗いもしてるけど、ウイルスがどんどん、どんどん放出されているのだ。 |
| (風に乗って飛んでいく可能性もあるんでしょ?!) |
| (鳥やカラスが持っていくかもしれないんでしょ?!) |
| ウイルスが放出されているなら、止まるはずがないじゃん!! |
| 感染はまだ止まっていない!封じ込め出来ていない! |
| 現場に来てくださっている方々は、本当に頑張ってくれています。うつになりそう |
| なくらいの思いをして・・・。でも、足りない。足りてないんです。 |
| 感染農家も増える=また人がいる。。。 |
| ネズミ算式に人員が必要になってきます、すでにその状態なんじゃないでしょうか! |
| 【5月14日】 |
| 発症から6日目。日に日に農場内の豚が感染していく。 |
| 足が痛くてなかなか歩けない、えさが食べれない、そんな状態を見ているのもつらい。 |
| お腹に子どもがいる豚にも感染はひろがった。 |
| 早く、1日も早く、楽にしてあげたい。 |
| 主人と、義母は日に日に、苦しめられる。 |
| 日に日に痛がる豚が増えていくのをみながら、「ごめんね」となぜる |
| 頭数が増えていく。 |
| 早く、楽にしてあげて。。。 |
| 早く、早くという思いで、1日を終えるのだ。 |
| 夜中も痛がっているのかな? |
| そんなことを考えながら |
| いよいよ、明日穴掘りがはじまる。 |
| 【5月13日 夜】 |
| 作業日が決まった。15日・16日で穴を掘るそうだ。一方で、感染は拡大。。 |
| 仲間からの情報配信メールの音に、ビクッとなる。送ってくれているTさん、毎日つ |
| らいだろうに。。。 |
| 殺処分される豚さんたち・・・お腹に子どもを宿している豚もいる。。お腹の中の豚 |
| も、頭数に入れてよ。。 |
| 生きてるのに! |
| 処分は、農場内のえさや、ストックしている薬品なども全部だという。ストックしてい |
| るえさも。。 |
| 口蹄疫に感染して、処分が始まるまで何日待つのかな? |
| 仲間のところ、もう今日で9日目じゃないか? |
| 処分が決まってるけど、毎日同じようにえさをやっているが、日に日に元気がなくな |
| るって言ってた。 |
| うううぅ。 |
| 死なせてしまう豚さんたちの供養、してくれるかな?我が家は白髭(しらひげ)神社 |
| に毎年お参りに行ってます。ここは、家畜の神様をまつっているという神社。 |
| 主人と義母は毎日毎日、いつも以上の消毒をして防疫をしてきた。最後の2件に |
| なっても諦めずに頑張ったつもり |
| 「豚も分かってくれるはず、許してくれるはず」と、日々世話をしながら、豚に謝って |
| いる。。 |
| 後で分かったことだけど、周りの牛や豚農家はべら~っと感染していたそうだ。 |
| ・・・そう、後で分かったのです。 |
| この非常事態に、個人情報がどうとか・・・言ってたらダメなんだ。 |
| しっかり、ここの農場で感染した!と分からないと、気をつけようがないのです。 |
| 【5月12日 朝】 |
| 主人からの電話で「買う土地が決まった」と。 |
| 昨日の話しだが、役場の人がきて土地の相談。まるで、犯罪者あつかいやったと。 |
| 言ってることは分かるとよ。でも「そんな言い方あるか~」という状況やったと。。 |
| 「土地はあっとね?」「・・・ありません」 |
| 選択肢は4つ |
| ①国有地②自分の土地③埋却する人に便乗して埋めてもらい、謝礼を払う④買う |
| 今、畑として使っている土地しかない。しかも、その畑にはサトイモが植わってる。 |
| ○○くんが植えている畑。すでにスイートコーンは収穫できず、ここのサトイモが |
| ダメになると、根こそぎ収入減を奪うようなもんだ。 |
| それはできん。 |
| そして③はとてもじゃないけど、そんなこと言えるか~~~~! |
| (みんな、自分とこで精一杯なんだぞ。。。) |
| なのに、役場の人ったら、、、 |
| 「だれか一緒に埋めてくれるって言う人はおらんね?言ってみたら?」 |
| 「アホちゃうか。言えるはずがないだろ!そんなこと」 |
| 言い方ってもんを知らんのか。 |
| でも、主人はこらえたそうだ。 |
| 「例えば、捨て土地を売ってくれる人とかの仲介はしてくださるんですか?」 |
| 「それは、自分でせんといかんわね。」 |
| 町は、仲介とかしないという姿勢。 |
| うわ~、話にならん。。 |
| とにかく、土地はないんです・・・と帰ってもらい、担当課の課長さんに電話。 |
| 「言われてることは全部わかるんですけど、担当変えてもらえませんか?」 |
| 「仲介はしてくれないんですかね?」 |
| 「とてもじゃないけど、豚を埋める土地を売ってくれと言って探すことは難しい」 |
| とお願いしたら、 |
| 「すまんねぇ、そんげな言い方をさせて」「担当は、俺がするし、今ここで話を聞く」 |
| 「仲介は、もちろん町がすることだし出来ることは全部するから」・・と。 |
| 主人はすでに落ち着いて、どうしようかね~と考えていたがわたしが怒りまくり。。。 |
| 「結局、批判とか反論とかデモとか起きるのは人間の仕業なんだ」と、改めて思う。 |
| そして、今日知人が所有する農場近くの土地を売ってくれるとのこと。 |
| 畑を貸している○○くんにも承諾を得て、土地を所有する知人も動いてくれた。 |
| 後は、すぐ横の老人施設に許可を得なきゃいけないそうだ。 |
| 了承してくれるだろうか・・・。 |
| 主人はこの問題で身近なところでもめたくないし、迷惑をかけたくないというのが1 |
| 番の想い。「それに、早くせんと豚がどんどん感染しよる」と。 |
| 【5月12日 ツイッターを見ての気持ち】 |
| わたしの今までの言ってること、書いていることはもしかしたら、現場を見ていない |
| から書けることかもしれない。軽い言葉がいっぱいあったかも。。。 |
| さっき、ツイッターで豚を埋めている作業の写真を見てしまった。 |
| 言葉が出ず、苦しくて、呆然となった。 |
| 『百聞は一見に如かず』 |
| これが現実なんだよね。 |
| ごめんなさい、豚ちゃんたち。 |
| 守ってやれなくて |
| 【5月10日 昼】 |
| 本日、家畜保健所、 がきて事情聴取。いらしたのは都城の家畜保健所の方。3月 |
| にさかのぼりえさのルートなどを聞かれた。 |
| 全て農協からの仕入れなので、口蹄疫ウイルスが入るという可能性はゼロ。 |
| 「もう、これは人災です。私達はただすみませんとしか言えなくて」と家保の方。 |
| 「怒られなかったのも、ここが初めてです」と、泣きながらの事情聴取。。 |
| (怒る暇もないのではないかと思う。。。) |
| 義母も涙ながらに、「こんな可愛い子らを殺さなきゃいけない。。」と精一杯話して |
| いたそうだ。 |
| 「埋却の土地のことを明日、役場の方と話してください」とのこと。 |
| (1日にちずつか。。。いっきには話は進まないものか。時間かかるのね。。) |
| それにしても、理不尽だ。 |
| 4月20日から無収入の状態が続き、えさ代を払えるように運営資金を借りにいき。 |
| そして、発症して豚は全部殺される。殺してしまう。。。 |
| そして埋却する土地は買わなきゃいけない。。 |
| ただ、死なせた豚を埋めるだけの土地。 |
| 正直、何じゃそりゃですよ。 |
| どこにそんな資金があるのか、ただでさえ借金増やして苦しいっちゅうのに。 |
| どうするんだろう。。 |
| 【5月10日 夜】 |
| 9時30、家畜保健所から検査結果の電話(この時間まで仕事してるんだなー) |
| 結果は陽性。 |
| 分かってはいたけど、ハッキリと結果を聞くまで、もしかしたら陰性かも。どうかウソ |
| であって欲しい。と願っていた。 |
| ハッキリ聞くと、分かっていてもショックを受けるものですね。。 |
| 明日、埋める場所などの打ち合わせを役場の方としなきゃいけないとのこと。 |
| 600頭で、一反いるらしい。そんな土地ないよ。埋める場所の土地も買わなきゃい |
| けないのか??? |
| 不安ばかりつのる。 |
| 主人は「忘れるもんか」と、1頭ずつ見て回った。791頭もの可愛い豚を殺処分しな |
| きゃいけないとのこと。 |
| そして「最後まで愛情込めてエサをやり、床にまくのこくずもいつも通りひいてやる」 |
| って・・・。しかも、明日新たに出産する予定の豚もいると。 |
| (殺されるために、産まれてくるんじゃないのに) |
| (美味しく食べてもらうために、産まれてくるはずなのに) |
| 涙がとまりませんでした。 |
| 主人の前で泣いてはいけないと思っていたけど、こらえきれんかった。豚や牛農家 |
| だけの問題ではありません。 |
| 今日聞いた話だと、ポテトチップス用と、飼料用のジャガイモを作っている農家さん |
| が、北海道に出荷予定やけど、飼料用のは買ってもらえんかも。。。 |
| かなり大量に作ってらっしゃるのに。。。死活問題は川南全体に広がりそうだ。 |
| (事務局より) |
| 法人協会若手経営者・後継者ネット会員のAさんの手記をご本人同意の |
| 下公開いたします。Aさん(本会会員:川南町(養豚))の娘さんで、嫁ぎ |
| 先も同町の養豚農家)。4月20日農林水産省による「宮崎県において口 |
| 蹄疫発生」のプレスリリースの時点では、ご出産のため入院中であった。 |
| そして、、5月9日に嫁ぎ先が口蹄疫発症。直後から事務局宛にメールし |
| ていただいてたものを掲載いたします。 |
| 公開にあたっては事務局でもかなり迷いましたが、ご本人の「この現状を |
| 形に残したい」との思いを受け、公開することにいたしました。また、ツイッ |
| ター等により閲覧される一般の方々も沢山いらっしゃることから、会社名・ |
| ご本人名等はふせております。御了承下さいませ。 |
| これによって、現場の方々がどのような状況なのか、どんな思いでいるの |
| か、少しでもご理解いただければ幸いです。 |
| 【5月9日 朝】 |
| 朝8時。連続2回の電話。2回連続の時はぜったい出てよの合図。 |
| 嫌な予感... |
| 「出た。駄目じゃ」 |
| あんなに消毒してたのに・・・ |
| 恐ろしい伝染病だ。 |
| やっと昨日、役場の人に承諾してもらって農場の前の道を封鎖したのに。 |
| どこにも迷惑をかけない道なのに、封鎖もできんで。 |
| 消毒してない車も山ほどある、知らない人は平気で通る。 |
| 町としても、もっと何かできるやろうに。 |
| 見殺しや。ほんと、腹が立つ。 |
| 戦いはこれから・・・だ。。。 |
| そして、主人の母から電話。 |
| 「あんた達は、まだ若いから気を確かに持ってしっかりね」声が震えてる。。。 |
| 「はい、頑張ります。。」と電話を切った。 |
| (えぇ~、豚を殺してしまうんだ。。。) |
| (うそ~、陰性かもよ~。信じたくない。) |
| (ほんとに全頭処分やと~~~?) |
| ただ涙するばかりです。 |
| でも、わたしがしっかりしなきゃ‼主人と義母はもっとツライはず。 |
| でも、ほんの少しわずかに心にホッとするような気持ち。気が抜けたのか? |
| いかん、ホッとしちゃいかんやろ~!ほんの少しホッとしたなんて |
| 口がさけても主人には言えない。。。 |
| 【5月9日 昼】 |
| さぁ、泣いてばかりはいられない。 |
| 農場から出れないであろう、主人の着替えなどをまとめていたら、電話がなる。 |
| 「おれ、帰れるわ~」 |
| へっ???なんで??? |
| 何でも、家畜保健所の方から渡された注意事項などが書いてある紙には、外出す |
| る時はシャワーを浴びてからにしましょう。くらいのことしか書いてない。 |
| 発症した仲間の農家さんに聞いたら、消毒、着替えとシャワーは徹底してるけど |
| 外出禁止とは言われんかったよ、と。 |
| 我々がどんだけ過敏に、外出を極力控え、消毒、着替え、風呂を徹底していても |
| 家畜保健所の方は、お帰りの際、家庭用の除草剤をまく時に使うようなシュポシュ |
| ポを出し、消毒をしようとしていたので、主人が「他にうつってもらったら困るから」 |
| と消毒してあげたとさ。 |
| (ガックリくるー。何でそんなん?) |
| (そのくらいの知識・意識しかないんだわ。。知らないんだわ。。。) |
| (そりゃ、こんなにも広がるわけさ) |
| お昼に友人が、買い物をしてきてくれた。「1日に8回消毒してるから、大丈夫よ」 |
| 「あなたは産後まだ日が浅いんだから無理しなさんなって」って。 |
| ありがたい。 |
| 外の様子を教えてくれた。友達の子供は、発生した農場付近の小学校に通学。 |
| 「道路の封鎖も中途半端よ」 |
| 「封鎖と封鎖の間の道はバンバン車通るし、子ども迎えの車が多いし、、」 |
| 「車で来るから買い物して帰ろうかと遠出するわ~」 |
| 「広がるて~、腹が立つ!!」 |
| 「こんな時くらい、町がスクールバスみたいなのを出してくれても・・・」って。 |
| 友達は、川南で飲食業をしている。 |
| 「早く終わってくれんと、店も暇すぎて・・・。」 |
| だよね。。。誰も動かんもんね。。。 |
| 【5月9日 夜】 |
| 主人と、今後のことや、いろいろをお話し。わたしの気持ちを伝える。 |
| Aさん:「このまま、この問題を終わらせてはいかん!ツライかもしれんけど、今の |
| 現状を形に残そう」主人も理解を示す。 |
| Aさん:「お母さんは大丈夫?」 |
| ご主人:「いっとき座りこんじょったけど、1時間くらいしたら、えさやり始めたがね」 |
| Aさん:「また、養豚を続けるの?」 |
| ご主人:「うん!口蹄疫が出てからずっと考えてたけど、やめることは考えんかった」 |
| 「・・っていうかこのままで終われるか!!こいつらを死なせてしまう責任は |
| とらんといかんし。守ってやれんかったし」 |
| Aさん:「十二分に頑張ったよ」「豚を死なせてしまうことは忘れてはいかんし、その |
| キズは一生残るけどね」 |
| 「あたし達は、生きていればどんだけでもやりなおせるが!!」 |
| ご主人:(うなずく)「ま、借金ばっかり増えるけどね。。。」 |
| 「いろんな人から電話がきてよ。心配やら応援やら。ありがたいね~」 |
| 「これが全てやないやろか~。人とのつながりが宝やわ」 |
| 「○○くん(近所でじゃがいも、ニンジン、スイートコーンを植えている農家 |
| さんで、うちの農場横にも畑をもっている。)も口蹄疫でてから「お前んちに |
| は近づかんかいね、それは安心しちょってよ」って言ってくれてよ~、自分 |
| とこなんかスイートコーンの収穫ができんとよ」たまらんて。川南の農業全 |
| 体が被害にあっちょるとよ」 |
| そうなのだ。畑の肥料もまけず、発生したところは封鎖されるから、近くの畑には収 |
| 穫にも行けない。お茶をしているSさんは、茶畑のとなりが養豚場で、そこが発症し |
| てしまったので(何の連絡もなく消毒液を撒かれたから)一番茶は取れず。。。との |
| こと。口蹄疫が出て、大変なのは分かるし、農場の人の気持ちも分かる。 |
| 連絡さえしてくれれば、どうにかしようがあったのに。。 |
| いろんな問題がありすぎて、川南はピンチ! |
| 町長、現場を分かってんのかな~? |
| 主人に「大丈夫?今は気が張ってるから大丈夫かもしれんけど、家に帰ってきたら |
| 吐き出してよ。無理せんでね」と言ったら「家に帰ってきたらより気合が入るだけよ」 |
| 「お前と息子の顔見たら頑張らにゃ~ってなる」って。 |
| 精一杯支えなきゃ。。。 |
| 殺処分に至るまでの経緯はまったく分からない。日にちがかかることは間違いなさ |
| そうだ。この先、どうやって養豚業再開の日を迎えるのかも想像できない。 |
| 何も決まってないし、生活はすすんでる。 |
| 不安は山積みだ~。 |
5月10日、赤松大臣との意見交換会に本協会尾崎副会長が出席。下記はオブザーバーとして同席した事務局の感想コラムです。
【亡国への旅】
本日の赤松大臣との意見交換会、参加した農業関係団体代表者4名の思いは「早く止めたい。対象地区の方々の悲痛な叫びを届けたい」、その一点。「1人5分という限られた時間の中で一生懸命伝えよう。本当に訴えたい人達はここには来れないのだから」・・・ただ、、この思いは一方通行で終わりました。この危機を乗り越えるために意見を聞きたいとは思ってもいなかったようです。
冒頭、国家レベルの危機という思いは全くない大臣の挨拶が15分。内容は「宮崎県がキチンとしてない」「農業者がキチンと消毒してない」「国はやってる」「私は指示した」。そして農水省から資料の説明が15分という暴挙。。(そんなん、後で読みますよ)叫びそうになる自分を何度も抑え、やっと意見交換へ。
憤りを腹に抑え込み、ゆっくりと話し出す酪農経営者I氏。「私たちはこの状況を早く止めたい為、ここに来たんです!」(ピシッ!と空気の変わる音が聞こえた)。そして涙の訴え。記者席からフラッシュ、フラッシュ、フラッシュ。続いて法人協会尾崎副会長、(有)尾鈴ミートの遠藤さんから電話で聞き取った意見をぶつける。「埋設する土地の確保をお願いしたい。まずそこをやらないと先に進めないんです」「国や県の所有地(林)を提供していただきたい」フラッシュ、フラッシュ、フラッシュ、、。そうなんです。
まず、今、何をやらねばならないか!なのです。
その後2名が意見を述べ終了。きっちり1時間で終了した意見交換、経営者の叫びは届いたのだろうか。私の大切な友人は、夫婦で「生きていれば何とか・・・」とこれからのことを話し合ったという。夫婦間でこのような会話が出ること、これを非常事態と言わずして何というのか。あまりにも危機感がなさすぎる。
ついに亡国への旅に出た日本、帰還できる日はいつになるのか。
事務所を移転しました。バタバタしており、連絡遅くなり申し訳ありません。新しい住所は、、
〒880-0913
宮崎市恒久1丁目7番地14(恒久小学校前)
TEL(0985)73-9211 FAX(0985)52-1102
です。
社団法人宮崎県農業振興公社と同じ敷地内になります。皆様、何卒よろしくお願いいたします。