みやざきの力 (社)宮崎県農業法人経営者協会
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アグリブログ

口蹄疫 「現場からの声 Aさんの手記」 5月21日

【5月21日 夜】
今日は、農場内にあるもの全ての埋却作業。すべて埋めるのです・・・が、
「堆肥はとりあえず石灰をかけて置いといて、後からまた。。。。」と担当の方が言
いだしたと、、昨日から打ち合わせでモメたそうだ。
感染農場も増え、作業も長引き、きっと急いで処理をしなさいと指令がきているの
でしょう。それは分かります。
ですけど、中途半端に農場に残していて大丈夫なのでしょうか?素朴な疑問。
 
「ウイルスは拡散しないの?ほんとに大丈夫なの?」
 
そして、現場に来て農場を一目も見ずに「石灰をかけて終わります」という担当者。
昨日の担当者とも堆肥について打ち合わせていたのに、今日は違う担当者。。
簡単に、堆肥に石灰をかけて終わりと言われても・・・。
 
主人は
「ここに来て1回でも見たか?」 「この状態でどうやって石灰をかけると?」
「指示をするのは構わんけど、現場を見らんで分かると?」
「ウイルスをちゃんと処分せんと他にも迷惑かけるし、再開も出来るか!!!」
 
と怒っていたそうだ。
今日は、主人の指示の元、来てくださった方々が作業を進めてくれたそうだ。
作業してくださった方は、主人の指示にしたがって、ちゃんちゃん仕事をしてくだ
さったそうです。
主人は、一目も見ずに、現場を仕切ろうとしている方に腹を立てたのだ。
 
どこの会社にでも、いろんな人がいる。よく動ける人、指示がないと動かない人、
進んで動く人。。。なので、みんながみんな、そうではない。
担当者の方には、ちゃんと農場内の堆肥がどうなっているのかを見てもらって、
豚舎というものの構造・しくみ、糞・尿がどういう状態で、農場内にあるのかを知っ
てもらって、意見を聞いたそうだ。「僕が言ってることは間違ってますか?」と。
 
「これは、ちゃんと伝えないといけないと思います」「簡単ではないです」
 
との答えだったそうです。そして、電話でどこかにお話ししていたそうだ。
 
昨日の殺処分も1日で終わったのは、仲間の手伝いがあったから。。殺処分が終
了している仲間が、進んで手伝いに来てくれて、仕事が早かったんです。
豚に慣れているし、作業手順も理解している。
 
・・・いろんな人が作業する中、現場指揮官がいないのです。
 
我々、畜産農家の者はこの口蹄疫という恐ろしい病気で犠牲になった牛や豚につ
ぐないをしなきゃいけない。それは、2度とこのようなことが起こらないようにすること
と、しっかりとしたマニュアル作りができるまで、声を挙げ続けることだと思う。
 
でも・・・ガランと何もない豚舎を想像すると、やっぱり涙が止まらない。

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